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約2年半にわたり続けてきましたこのブログは 今回をもって終了することとなりました。 ご訪問くださった多くの皆様、暖かいコメントを お寄せくださった方々に、心よりお礼を申し上げます。 この春、バタク ハウスカットはリニューアルを実施。 より質の高いもの作りと接客を通し、 カスタマーの皆様の満足度向上に努めて参ります。 より一層のご愛顧をお願いして、 私からのご挨拶とさせていただきます。 #
by norigueira
| 2009-02-02 20:28
| batak House Cut
10数年前、代官山周辺の英国古着専門店で発掘した タッタソールのウェストコートです。 オーバーコートにも使えそうなヘビーなウール生地、 ライニングも色違いのタッタソールだから 2枚重ね着しているようで、暖かいことこの上なし。 しかしテーラーやメーカーの織りネームはなく、 裏地の柄合わせは滅茶苦茶だから もしかしたらある程度、仕立ての心得がある素人の ホームメイドか、修行中の仕立て屋の習作かもしれません。 当時から、生地は重いほどベターという思いこみがあったから 迷うことなく購入。 しかし、このウェストコートに似合うような ジャケットに巡り会うこともなく これまでは、デニムなどに合わせ冬のお洒落に活用してきました。 ところが先週購入したヘビーウェイトの コーデュロイジャケットに合わせたら、まさにピッタリ。 タッタソールのイエローを拾って、 コーンのモールスキントラウザース、 ライトブルーのシャツ、イエローのシルクタイ、 ライトブラウンのシューズで決まりです。 着こなしの中に、なにかひとつ古いアイテムを加えると こなれた印象が生まれます。 アンティークのウォッチ、ストール、ウェストコート、バッグなど コンディションがいい物が適正な価格で売られていたら とりあえず買っておくことをお薦めします。 #
by norigueira
| 2009-01-29 22:13
| お洒落コラム
昨年末、友人の不幸があって、以前仕立ててもらった ブラックスーツを着たら、信じられないくらいパツパツで えらく窮屈な思いをした。 着られない服を持っていても仕方ないので ヤフオクで処分することに決定。 しかしブラックスーツを持っていないと社会人としての 立場がないから、至急なんとかせねば。 そうだ、丸の内、行こう。 ご存知の通り今、バタクハウスカット全店ではセール開催中。 関係者としてはお客様優先の原則があるから遠慮していたが 1月も末だし、そそろそろいいんじゃないかな。 幸い36サイズのハウスモデルとJ.Bモデルのブラックを発見。 まずは上着の袖を通させていただく。 ハウスモデルは以前から着ているので全く問題なし。 まあ、ビスポークに比べれば身体に合っていない部分もあるが、 既製服としては許容範囲である。 次に初のJ.Bモデルを試着。おお、これは格好いいねえ。 シャープなカッティング、Thrie Estatits別注モヘアバラシャの上品な光沢。 即決定しようかと思ったら、近々ティモシーエベレストに 移籍するスタッフのS君、norigueiraさん(そうは呼ばないけど) 背中がだいぶ余っています。ハウスモデルになさったほうがよろしいです。 なんと5kgパンプアップしてもJ.Bモデルは無理ですか。 ではアドバイスに従います。ところでお値段はいくら。 はい、トラウザースの修理代を入れて38,430円になります。 申し訳ないくらいの価格にびっくり。 S君と格闘技情報を交換しつつ(青木がどうの、ヒョードルがどうの) 店内を物色していたら、Fisherのコーデュロイで仕立てたジャケット発見。 なんだ、これも各サイズ残っているのか、と信じられない思いで 36サイズに腕を通してみる。あ、まずい。 似合い過ぎ、というより今日の私のコーディネートに ぴったりじゃないですか。 そのまま着て帰られますか、とS君。買っちゃえ、買っちゃえ、と相方。 背中を押されるように購入決定。 ちなみにお値段は31,500円でした。 しかし、21ozのツィードジャケットと格闘している最中に またしても手強いヤツを買ってしまった。 両方とも、いい味が出るまで数シーズンかかる。 当分は自宅でガウン代わりに着ることにしよう。 というわけで、いちばん需要が多いと思われるサイズでも まだまだ掘り出し物は残っています。 店内がすいている今の時期なら、 ゆっくりショッピングが楽しめるでしょう。 まだセールに顔を出していない皆様、是非、お立ち寄りを。 #
by norigueira
| 2009-01-24 14:51
| batak House Cut
相方所有のエルメス(ヘナチョコ)パンプス。 アッパー屈曲部に小穴があいてしまったので UNION WORKS、N川代表に電話。 ギャルソン風にパンクなパッチワークするってのは、いかがですか。 お、なるほどね。デザイン考えるから相談にのってね。 打ち合わせ前日、ユニオンワークスのブログを読んでいた相方、 ねえ、N川さん、イギリスで格好いいコート買って来たよ。 ↓ http://unionworks.blog118.fc2.com/ どれどれ、おっ、なんとBarbourのTrench Coatじゃないの。 こんなモデル、存在すら知らなかった。 いいタイミングなので見せていただきましょうね。 久しぶりの渋谷店で待ち合わせ。 K美ちゃんにも新年おめでとう。今年も仲良くしましょう。 挨拶もそこそこに現物拝見。 トレンチといってもアウトドア仕様だから エボレットやベルトのD環はなし。 生地はもちろんワックスドコットンでライニングはバーブアーチェック。 襟、見返し、袖口裏にはコーデュロイというデザイン。 廃番になったのが信じられないくらい格好いい。 まずは36のネイビーを試着。 ジャケットにはおると、やや小さいが、ニットの上なら大丈夫。 しかし、ベルト位置がずいぶん高い。 いくらなんでも胸下4cmではどうにもバランスが悪い。 では38のオリーブを試してみるか。 お、これならなんとか着られそう。 襟を立てチンストラップを留めてみると 顎の先端までカバーされ北風をシャットアウトできる。 肩幅、袖丈もジャストサイズだが着丈がやや長いか。 どうしても気になるようならカットすりゃいいし、 これを逃したらこんなコンディションのいいトレンチ、 おそらく2度と手に入らないだろう。 ふと横を見ると相方、私が脱いだ36のトレンチを ゴソゴソ試着中。 あれ、のりえッちさん、似合いますねえという N川氏の言葉に得意満面の笑み。 おだてられるとなんでも買ってしまう(悪い)クセが出て、 これ、いただきます。 その後、大量入荷中の英国靴の中にTrickersの カーフ、スエードコンビのローファーを発見した相方、 浪費は労働の原動力と呪文のようにつぶやきながら これもお買い上げ。素敵なおマケまでいただき大満足。 N川氏と3人、場所を近くの飲食店に移しリメークの相談。 濃茶のシルクアッパーの上に、ピンクゴールドの唇、 シルバーのハート型レザーを縫いつけることに決定。 エルメスとは思えないおバカな仕上がりを期待しよう。 翌朝、オーバカナルのテラスでブランチ。 買ったばかりのコートを着たまま おいしいパンとキッシュをいただけば、気分は冬のパリ。 いいコートがあれば、この季節もまんざら悪くない。 Barbour TRENCH COAT (USED) ¥36,500 お問い合わせ ↓ BENCH MARK(UNION WORKS ) 044-822-4443 #
by norigueira
| 2009-01-16 21:48
| お洒落コラム
もともとアウトドアスポーツとは縁が薄く、 都心でグラスを傾けるほうが性に合っているため この年齢まで、ダウンジャケットを着たことがなかった。 オーバーコートのお洒落は大好きで 気に入ったものを何着も所有しているが、 冬のニットに合わせるのは古着のレザージャケット類で、 これはあまり防寒性が高いとは言えない。 軽さと温かさを考えればダウンに勝るものはないにしても、 私には量販店の商品も、1流ブランドの商品も 価格差の割にはほとんど同じように見え、 結局、今日まで買わずにきてしまった。 先日、行きつけのショップのウィンドーにシェラデザインの フード付きダウンジャケットが飾られているのを見て、 試しに袖を通してみた。 当然のことながらめっぽう温かい。 格好の善し悪しはよく分からないが、まあ、 名の通ったメーカーの商品だから間違いはないだろう。 どうせ普段着だし、人気の高いモンクレーの 1/5程度の値段で買えるのだから。 カラーは3色あったがオリーブグリーンを選び、そのまま着て帰った。 THUTAYAや、ジムの往復に着てみると 当然のことながら快適この上ない。 が、どうも心の片隅に納得できない部分があって、 それは自分らしさの欠如であることに気づいた。 ジーンズにタートルネックのニットといった コーディネーションでは、近所のおっさんと同じである。 これはなんとかせねば。 で、私なりの解決策を思いついた。それは色合わせである。 オッドジャケットなどを着る時と同様に シビアにカラーやトーンを選び、全体の雰囲気を作り上げる。 私が買ったダウンはオリーブであるから、 ボトムスにはコーンやアイボリーのモールスキントラウザース、 ニットはウーリープリーやスメドレーのベージュ系、 オレンジやグリーン系のマフラーを巻き、 ベージュのブーツを合わせる。 ブラウンのトートバッグを肩にかけ、やっと気分が落ち着いた。 これなら普段の自分との間に大きなギャップはない。 こうなると黒や、シルバーグレーのダウンも ウーリープリーの黒のニット、グレイフランネルのトラウザースと 組み合わせ、イエローのカシミヤマフラーなどを巻けば、 なんとか自分らしく着こなせそうな気がしてきた。 しかしながら、わざわざ探しに行くまでの気力はないから、 また偶然の出会いを待つとします。 夜、国立劇場で團十朗さんの象引き。 圧倒的な存在感、おおらかさはまだ海老ちゃんには期待できない。 これからも益々元気でご活躍ください。 #
by norigueira
| 2009-01-13 22:43
| お洒落コラム
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