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今日はバタク ハウスカット丸の内店に、 入荷したばかりのツィードジャケットを見に行く。 これは展示会で見た時から楽しみにしていたもので、 今シーズンのトピックスのひとつだと思う。 なにしろ生地が凄い。 スコットランドに1世紀以上続く、Three Estaitsという ミルに発注したツィードで、薄手のものでも16oz、 厚手のものなら21ozとというヘヴィウェイト。 ここまで来ると最近のコート地より遥かに重量感がある。 しかも染色は糸を紡ぐ前の段階で染めるトップ染め。 以前、ルーペで見たことがあるが、数多くの色が混ざり合い、 なんとも深い味わいを醸し出している。 柄はガンクラブチェック、ヘリンボーン、ウィンドーペーンなどの 伝統柄ばかり。英国マニアには堪りません。 型はバタク ハウスカットの表看板ともいうべきハウスモデル。 ぴったりの肩、ボリュームある胸元、ウェストにかけてのシェイプ。 細部にまでビスポークのノウハウを生かした オリジナルパターンは、他の追随を許さない。 ツィードはそもそも狩猟、ゴルフ、フィッシングなど 英国貴族のカントリースポーツのために開発され、進化した歴史がある。 そのため保温性、堅牢性がなによりの特長であったが、 最近では市場のニーズに合わせた軽く、薄いタイプばかりが目につく。 以前、あるサヴィルロウのテーラーの受注会にお邪魔して、 ツィード生地を見せて欲しいと頼んだら、 最近は薄手のものばかりでお勧めできないと言われ、愕然とした記憶がある。 薄く、軽く、着心地のいいイタリアンツィードを否定はしないが、 何年もかけて身体に馴染ませ、風合いの変化を楽しむことこそ 本来のツィードとの付き合い方ではないか。 ハウスカット丸の内店では、このジャケットのために タッタソールのウェストコート(=ヴェスト)もご用意した。 生地はもちろん英国の伝統あるマーチャントのもの。 タッタソールにこれほど多くのバリエーションがあることを初めて知った。 デザインはフロントがメタルボタン、背中にアジャスターがついた 極めてオーセンティックなもの。 フランネルのブレザー、コーデュロイジャケットとも相性がよく、 Vゾーンにエレガントで、しかもスポーティな表情を与える。 他のショップではあまり見かけないので この機会に是非お試しいただきたい。 また、今シーズンはツィードに合うヘアラインやヘリンボーン織りのシャツ、 ぶ厚く、張りのあるコーデュロイのトラウザースも各色ラインアップ。 コーディネートについては、こだわりのあるスタッフが 本気でアドバイスしてくれるはずです。 ツィードジャケット 21oz \87,150 ウェストコート ¥37,800(丸の内店のみで展開) コーデュロイトラウザース ¥34,650 ヘアラインドレスシャツ ¥16,695 batak House Cut 丸の内店 03-3287-5537 batak House Cut 新宿伊勢丹メンズ館店 03-3352-1111(代)
by norigueira
| 2007-09-11 23:52
| batak House Cut
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