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ファッションの世界にはあるべきなのに、 いつの間にか市場から姿を消してしまったり、 本来の姿からかけ離れてしまったアイテムが数多くある。 ないのなら作ってしまおうという姿勢がハウスカットにはあって、 今回ご紹介するタッタソールシャツや ヘヴィウェイトのコーデュロイジャケットも、そのひとつです。 タッタソールはロンドンの馬市場の創立者、 リチャードタッタソール氏にちなむチェックの名称で 白(クリーム)地に単純な2色の格子柄を特徴とする。 馬用ブランケットに使われていたことから 乗馬格子の別名もあるそうだ。 この柄自体は今でも婦人服や子供服によく使われているが、 オーセンティックな英国系のシャツは意外に見あたらない。 ボレリなどにはきれいな配色のBDシャツがあったりするが、 レッド×ブラック、ブルー×ブラックの配色で ワイドスプレッドカラーのシャツの代用にはならない。 ツィードやコーデュロイのジャケット、 毛足の長いグレーフランネルのスーツに合わせるなら この2色があれば十分だと思う。 コーデュロイジャケットであるが ヘヴィオンスの英国製生地を使用したものは皆無に等しい。 原因ははっきりしていて生地値が高いことと、 縫製が難しいことで、あえて既製服を作ろうというのは バタク ハウスカットくらいのものだろう。 始めは体に馴染みづらいが、レザーやツィードのように 2年、3年と着こんでエイジングをお楽しみいただきたい。 同色のトラウザースを合わせ、中にロールネックのスェーター、 カシミヤのマフラーを合わせるのも冬の楽しみです。 タッタソールシャツ ¥16,695 タッタソールウェストコート ¥37,800 コーデュロイジャケット ¥72,450 お問い合わせ 伊勢丹新宿店メンズ館 03-3352-1111 新丸の内ビル店 03-3287-5537
by norigueira
| 2007-11-26 00:09
| batak House Cut
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