|
Roger's got a brand new bag ! 友人のROGER FRANCIS CLARKEがノリにノッている。 彼にはジェントルメンズサミットで正式に紹介されたが、 それ以前も夜の青山、西麻布付近で、見かけた記憶がある。 180cm以上の長身でモデルをしていたくらいの男前、 しかもお洒落だから、目立たないわけがない。(反則である) 彼の肩書きはクリエイティブディレクターで、 カフリンクス、フラワーホルダー、ブレスレットなど メンズアクセサリーを数多く発表している。 ↓ "http://www.dig-ni-ty.com/" どれも作品としては秀逸なのだが、そもそもブランドの プライオリティがモノをいうマーケットだから ご存知の方は少ないと思う。 もっと、彼のキャラクターをストレートに反映した プロダクツができないものか、と考えていたらやってくれました。 KOIBITOと名付けられた小さめのメンズバッグ。 スーツを着た時に携帯するモバイル、パース、眼鏡など 身の回りの品を収納するとなると、いわゆるセカンドバッグだろうが なぜか持ってみたいと思わせるデザインに巡り会えなかった。 ロジャー自身も同じ悩みを抱えていて、 それならと創作したのがこのバッグ。 二つにたたんでストラップをグルグル巻き、 わしづかみにするというのがひとつの持ち方。 途中で買い物などして内容物が増えたら 手提げにできるよう、ハンドルも付属している。 さらに立食のパーティなどでは、ストラップを付け変え、 肩にかければ両手を自由に使える。 なるほどよく考えられているね。 カラーはクロコの型押しのブラックと、ホワイトの2種類。 (相方いわく、白い恋人デスカ) ホワイトのバッグはコードレーンや、シアサッカーなど 夏のスーツに合わせるイメージだと言ったら、 いや、秋冬でも白いシャツを着た場合、意外にキマるんだと 得意そうに笑っていた。 お手本はこちら。 ↓ "http://www.rogerfrancisclarke.com/page17/page17.html" 今なら彼のウェブサイトで予約できるようですから 興味のある方は是非。 #
by norigueira
| 2008-11-19 19:12
| お洒落コラム
この夏は本当にギンガムチェックのシャツをよく着た。 秋だからヴィエラのタッタソールに衣替えしたいのだが ギンガム気分がどうしても抜けない。 最大の理由はバラクータのG9。 これに合わせ赤系のボタンダウンシャツをどうしても着たいのだ。 そもそも夏っぽい生地だから、探すのも大変そうで 一体、どこのショップにあるのやら。 そうだ、こんな時は作ってしまえばいい。 思いついたのは渋谷のテイラーケイド。 ボタンダウンについては最もこだわりのある店だから、 リスクは最小、しかもかなりのお手頃価格だった気がする。 早速、電話してこちらの希望を伝える。 英国製ならいい生地があるが、27,000円になる。 以前は国産でも雰囲気のある生地があったが 現在はなぜか廃番になっている。 探してみるからちょっと待っててね、とU平氏。 2週間ほど経ってから良さそうな生地が見つかったから 見に来てくださいとの連絡。即参上。 おお、これこれ。白地部分が5ミリくらいの赤系ギンガム。 これにするから採寸お願いします。 その前に襟型を選んでください。 これは80年代以降のブルックス型、こちらはそれ以前の襟が長いタイプ。 ロールがきれいに出るほうがいいから、古いタイプにしようか。 胸ポケットは省略して、カフはギャザー仕上げでね。 そうですね、その方がカスタムらしい。 ヨークは4cm、剣ボロのボタンは省いていいですか。 はい、いいですよ、と答えるが何故なのかはよく分からない。 お任せします。 採寸もテキパキ終わって、待つこと2週間くらい。 完成しました、いい感じですよとの連絡。 さすが満足のいく仕上がりです。 襟のきれいなロール、小さめのアームホール、 トリムカットのほどよいフィット感、 ヨークの幅は、これまであまり意識しなかったが、 なるほど、すっきりスマートに見える。 色ちがいのサックス系、ネイビー系も誂えたくなった。 たまたま濃いジーンズの上に試着したせいか、 昔のコカコーラのカレンダーを思い出した。 ボタンダウンシャツ、ジーンズ、真っ白のスニーカー姿の若者が、 大きなタライにむく犬を入れてシャンプーしている写真など、 明るく清潔でお洒落なアメリカンライフが 表現されていて、繰り返し眺めたものだ。 あの頃、アメリカは遠い夢の国だった。 ボタンダウンシャツ(国産生地使用)¥16,000 Tailor Caid Tel 03-5467-3088 #
by norigueira
| 2008-11-13 20:15
| お洒落コラム
ヘヴィオンスのツィードジャケット、モールスキンや コーデュロイのトラウザースがあって、 フェアアイルのニットがないのはちょっと悲しい。 というわけで、Jamieson'sに発注したニットベスト、到着です。 ご存知のようにフェア島は北極圏に近い シェットランド諸島のひとつの島。 シェットランド羊から刈り取られた原毛を紡ぎ、 昔から伝わる技術で編み上げたフェアアイルニットは 若き日のプリンスオブウェールズが着用して以来、 英国カントリーファッションの必須アイテムになりました。 Jamieson'sは1890年代世紀創業の シェットランドを代表するハンドニットのファクトリーです。 流行やファッションとかけ離れた地で、 島の女性達が編み上げる1枚のニットには カシミヤとは異なる人肌の温もりが感じられます。 ツィードやコーデュロイのジャケット、 カバートコートなどに合わせ、秋のお洒落をお楽しみください。 上の画像は、K保店長渾身のコーディネート。 この色合わせ、柄合わせを日本に普及させることが 彼の人生のテーマです。 Jamieson's フェアアイルベスト(4C) ¥21,000 コーデュロイトラウザース(Fisher生地使用)¥34,650 ウィンドーペーンジャケット(Thrie Estaits生地使用)¥79,800 #
by norigueira
| 2008-11-04 22:38
| batak House Cut
お近くの古着屋さんにふらりと立ち寄ったら いつもの兄さんが、こんなのありますよと デッドストックのコットンパンツを出してきた。 アメリカの量販店、J.C.PENNYSのハウスブランド、 TOWN CRAFTの商品で、内側にKONSTANT KREASEの 織りネームがついている。 ということは1970年代製か。 当時、アメリカでは水洗いできて、 アイロン不要でクリースが消えないコットン/ ポリエスターのパンツが登場し、大人気となった。 いちばん有名なのはLevi'sのSta Prestだが LeeのLee Prestなど各社も追随した。 日本では同タイプのDickiesがポピュラーで 国産のカジュアルに飽き足らない お洒落な大学生はみんなアメ横まで買いに出かけた。 ただし問題がひとつあり、折り返し部分まで プレス加工されているため、丈詰めをすると カフ部分にバッチリとラインが入り アイロンをかけても絶対に消えてくれない。 パイプドステムで3cmダブルが当時の掟だったので シングルで穿くことも許されない。 まあ、軟派な学生の悩みなんてこんなものです。 というわけで、このデッドストックのパンツも 購入を見送ろうと思っていたら ポケットから厚紙の丈詰め説明書が出てきた。 それによると大胆にもカフ部分をカット! 本体を試着してインシームを決定してから 縫い合わせるという方法がイラスト入りで紹介されていた。 なんだ、そうだったのか。 これは試してみてもいいかな。 batakに行く用事があったのでこのパンツを持参。 恐る恐るN寺氏に相談してみた。 ああ、出来ると思いますよ、預からせてください。 待つこと10日ほど。 電話があり、職人が嫌がってるんですよ、 そんな乱暴なことは出来ないって。 もう少し説得してみますからお待ちください。 そんな負担をかけちゃ申し訳ないから 町のリフォーム屋にでも持ち込みますと答えたが イヤ、もう少し説得してみます、とのこと。 軽い気持でとんでもないお願いをしたと恐縮。 さらに待つこと10日間。 遂に仕上がったのがこのパンツ。 Dickiesよりやや太めのストレートライン。 手の切れそうなクリース。 なにやら昨今のトラッドブームにもマッチしているような、 いないような。 若い頃からの思い入れもあり、個人的には大満足です。 もうすぐ仕立て上がるCaidのギンガムチェックのシャツ、 G9のブルゾンなどに合わせ、愛用させていただきます。 #
by norigueira
| 2008-10-29 23:56
| お洒落コラム
毎年、ご好評をいただいているカバートコート。 本来はスポーティなコートですが、最近ではロンドンの ビジネスマンも冬の通勤着に活用しているそうです。 今シーズン、バタク ハウスカットではビジネスユーズを考慮し、 デザイン、スペックに若干の変更を加えました。 まず、スーツの上に楽に着られるようこれまでより 軽めの15oz、William Brownのカバートクロスを選択。 カラーはカントリー色の強い本来のカーキに、 都会的なチャコールグレーと、ミディアムグレーを追加。 デザインの上では上襟のベルベットを省略し、 すっきりとした印象に仕上げました。 CORDINGSでキャリアを積んだK保店長によると ベルベットがあるのはクラシックタイプで 年配の方には好まれるが、今日では省略したタイプも ポピュラーになっているとのことです。 これなら周囲の目を気にすることなく、 オフィスに着て行けるでしょう。 もちろん袖口のレイルウェイステッチ、 仕立ての良さが売り物のハウスカットならではの 美しいウェストシェイプはこれまで通り。 オフ/オン共用の便利なコートとしてご利用ください。 サイズは34〜42の5サイズ。 品切れになることもありますので、関心のある方はお早めに ショップへお出かけください。 カバートコート William Brown社生地使用 ¥118,650 グローブ Reynolds & Kent社製 ¥34,650 #
by norigueira
| 2008-10-24 23:46
| batak House Cut
|
ファン申請 |
||